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【シニア投資家の失笑&失敗談③】保有中の米ドルを原資に米国株を買ったときの失敗「こんなに大量に買っていない!」

【シニア投資初心者・向け】保有中の米ドルを原資に米国株を買ったときの失敗「こんなに大量に買っていない!」(失笑&失敗事例③)
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じゃなさん

 この記事は、単純な失敗談じゃな。でも慣れないとありえることじゃな。教訓は「一度に買うな!少しずつ分散投資しろ!」ということじゃな。これもこのあとの記事を読んどくれ。

 前回までの失敗談は

 失敗①「円転1万ドルが消えた!(円転1万ドル消失事件)」

 失敗② 2万ドル円転したはずができてないのはナゼ?

は、ドルの円転の失笑&失敗事例でしたが、今回は、証券会社に保有していた米ドルで米国株式を購入した時の失敗談です。

 70歳を前に投資を始め私は、円転をはじめいろいろな手続きが全て人生初めてのことであり、不安になったり失敗したりして心臓バクバク、頭に血が上る、顔面蒼白になるなどのいろいろな局面を経験させてもらいました。これら単純ミスで終わった失笑経験や実害を伴った失敗事件などを自分への戒めも含め自分の備忘録として記事にすることしました。

 今回の記事のおすすめの人は、

こんな人におすすめ
  • 「65歳以上」のシニア・投資初心者の人
  • 保有米ドル」で、米ドル建てのETFや株式を売買する人

※ この記事は、前回や前々回の失敗談と違い、「投資の損益」に直結することでした。

失敗③ 証券会社に保有中の「米ドル」で「米国株」を買ったときの失敗~「こんなに大量に買ってない!」

 この記事のタイトルや見出しを見れば、読者の皆さんはすぐに想像はつくと思います。以下、その経緯を自戒の念を込めて書き留めておきます。

【原因】ドルの円換算を誤って「0」を一つ多く買ってしまった

じゃなさん

 「1万ドルが消えた事件」の次は2万ドルの円転を失敗した事件」、そして今度は、「0」が一つ多く買った?か。それ単なる計算間違いじゃねえ?

かん

 まあ、結果から見ればその一言で終わりです。何も言えません。でもそれで終わったら、また同じ事をしてしまいそうなので、自分への戒めとして、もう一度、その経緯から話します。

じゃなさん

 最近、物忘れがひどく、何十年前のことはよく覚えているのに、昨日したことも忘れるって言ってたけど、これもそうじゃろな?

【経緯】米国市場で米国株を買った状況

●ある日、米国市場が開いている日本時間の夜中、米国市場でエネルギー系の個別株を購入することにしました。

●その原資は、私が証券会社に保有している米ドル(現金)でした。その頃、米国株を売った際の米ドル(現金)をそのまま証券会社の口座に保有していました。当時、米ドルを円転する前だったので、私は米ドル(現金)をかなり多く保有していました。

●私が個別株を購入するときは、「分散投資が原則。株式が紙切れとなっていいと思う額しか買わないこと」「米国の個別株は最高でも1銘柄10万円まで」しかも、「買おうと思った額の1/3(3分の1)しか買わないこと」「もしどうしても多く買おうと思えば、時間分散で別の日にまた1/3を買うこと」を原則にしていました。

●私は、この買い入れ原則を「1/3の原則」と呼んで自分だけのMyルールとしていました。

●そのMyルールを決めた理由は、「私はシニアであり大きな失敗は許されないこと」「私は投資初心者であり判断が間違っている可能性があること」「これまでも、少しのつもりで購入しても、購入後に多く買いすぎたと反省したことが何度もあったこと」などからでした。

●当時、私は「その米国の会社の株式を『10万円』くらい買ってみよう」と思いました。そして、その1/3の原則から「3万円分くらい買っていいな」と判断してそれに見合った株数を購入することにしました。

●そこまでの判断は良かったのですが、その後、買い付ける時に失敗してしまいました。

●「1株が○○ドル」と表示されているのを頭の中で円換算して、「3万円」相当の株式を買い付ける予定が「30数万円」分を買付してしまいました。久しぶりの米ドルで米国株を購入することになり、単位を一つ間違って計算していたのでした。私にとって個別株に30万円もつぎ込むことはあり得ないことでした。個別株には原則最高でも10万円と決めていましたので、私の投資のMyルールからしたら、この投資は失敗でした。

●私にとって大失敗でしたが、不幸中の幸いは、My ルールの1/3の法則を守っていたことでした。もしMyルールを守ってなければ、10万円分を購入したつもりが「100万円」となっており、これこそ取り返しのつかない大失敗になっていたことでした。分散投資の意味って、ここにもあるんだ、と別の角度から改めて分散投資の重要性を知る結果となりました。

【反省点】

●反省点ですが、これはいくつもあり、

  • 購入する前後の各行程を一つ一つチェックしていなかったこと
  • 慣れない米国市場、しかも夜中の売買でリアルタイムで購入したこと
  • ETFでなく、滅多に買わない個別株を購入したこと

などいろいろな点でミスをしてしまいました。

●一番決定的なミスは、

  • 発注前や発注後の確認を怠ったこと。具体的には、発注時の口数と金額の確認を怠っていたことと、発注直後の口数と金額の確認を怠っていたこと
  • 特に保有米ドルを原資としており、ドルの単位に慣れていないのに金額の確認を怠ったこと

でした。

●もし、発注直後の確認を怠ってなかったら、約定するまでに時間があり訂正が可能であることを考えると大きなミスでした。

決定的なミス
  • 発注時の口数と金額の確認を怠ったこと。
  • 発注直後の口数と金額の確認を怠ったこと。
  • もし、発注直後の確認をしてたら、約定するまでに訂正が可能であったかもしれず、それを怠り重大なミスを犯したこと。(※ただし、これはダメ元と思ってくださいね)
じゃなさん

 おまえさん、今回の件はおまえさんの重過失じゃな!

かん

 (_ _)(_ _)(_ _)(_ _)(_ _)何も言えません。

【発注後の訂正・取消方法】~現物取引の場合

じゃなさん

 みなさんは、こんな失敗はしないと思いますが、いつ何がおこるか分からないシニア高齢者向けとうたっていますので、一応、証券3社発注後の訂正・取消方法のリンクを貼っておきます。

■楽天証券 米国株式の場合~米国株式の訂正・取消注文の基本的流れ

■楽天証券 国内株式の場合~国内株式(現物取引)の注文照会・訂正・取消の基本的流れ

■SBI証券 外国株式の場合

■SBI証券 国内株式の場合

■SBIネオモバイル証券の場合(国内株式のみ)

●これら発注後の訂正・取消についての注意は以下の通りです。

楽天証券WEBサイト

 

かん

「約定するまで」です。それ以降は無効ですから、充分気を付けてくださいね。やはり、事前に確実に念には念を入れて確認してくださいね。

じゃなさん

 おまえさんに、言われたくないわ。そもそも言う資格なしじゃ!

かん

(_ _)(_ _)(平身低頭)自分に言い聞かせています(_ _)(_ _)

attention《注意》
  1. 証券会社に保有する米ドルで米ドル建て商品を買う場合、日本円に換算された表示がないので、要注意!!
  2. 米ドルに慣れてない人(私)、久しぶりに保有米ドルで売買をする人(私)は要注意!!
  3. 発注履歴の確認、すぐに気がついたときは、「約定前」なら訂正も取消もできる可能性あり。※※「約錠前なら」に要注意!!※※

前回までの<失笑&失敗経験>で学んだこと(復習)

かん

復習の意味で、前回までの失敗で学んだこと、と再掲載しています。

ドルの円転手続きの失敗で学んだこと(SBI証券から住信SBIネット銀行へ)

  1. 円転作業をする際は、横に「チェックリスト」を置いて一つ一つチェックしながら行うこと。(記憶のみで行わない
  2. 円転作業は、即日で終わらないので、事前に金融機関の営業日を確認するとともに、最終的な銀行口座への入金日を確認してから行うこと。
  3. 円転作業は、同じ営業日でも午後3時の前と後では、銀行口座への最終入金日が1日ずれる。特に休日・連休の前は注意すること。
  4. 円転作業では、金融機関の自分名義の口座上に円転の金額が反映されない期間があるので、そのことを把握しておくこと。(※SBI証券や銀行の自分の口座上から円転の金額が消える
  5. 資金管理をする際は、円転作業で自分の口座上に反映されない金額は「簿外口座」等として、口座上に現れない金額を入力して帳尻を合わせておくこと。
  6. 住信SBIネット銀行の場合、外貨普通預金口座にある外貨の残高は「日本円表示」されている。
  7. 週末をまたいで円転作業をする場合、ウィークエンド注文(為替市場が開いていない時間帯に注文し、為替市場開始後の始値で取引きする注文方法)で発注することもできる。

失敗の原因■

  1. 円転作業をチェックリスト化せずに記憶に任せて円転作業を実施したことから、うろ覚えで円転作業の最終行程までを確実に把握できてなかったこと
  2. 確認した住信SBIネット銀行「外貨預金口座」は、日本円表示(円換算)であり、その日本円の残高表示が2万ドル相当の200万円以上増えていたことから、既に円転作業は終わり、2万ドルは円転されていると勘違いし、その後の円転作業を行わなかったこと

■注意すること■

  1. SBI証券の「米ドル現金」は「ドル表示」だが、住信SBIネット銀行の「外貨普通預金口座」の「米ドル現金」は「日本円に換算された表示」がされていること
  2. 円転後の日本円は、住信SBIネット銀行の「代表口座(日本円の普通口座)」に入金されるので、そこではじめて円転作業の終了であること

 ■前回、前々回の失敗談は、コレ↓

 失敗①「円転1万ドルが消えた!(円転1万ドル消失事件)」

 失敗② 2万ドル円転したはずができてないのはナゼ?

は、ドルの円転の失笑&失敗事例でしたが、今回は、同じドル円でも、米国株式購入時の失敗談です。

さらに追加記事あり

失笑・失敗談④【シニア投資家の失笑&失敗談④】SBIネオモバイル証券の口座から日本株200万円が消えた!<教訓>

失笑・失敗談⑤【シニア投資家の失笑&失敗談⑤】「マネーフォワードME」に助けられた週末作業【教訓】

今までの株式投資の失敗談から得た教訓 (注意事項)

じゃなさん

全部あわせると、教訓はこうじゃな↓

教訓《注意》

1)土日、祝日、連休をはさむ「円転」は、自分のお金なのに自分の口座で見えない時間が長くなるので注意しましょう!

2)住信SBIネット銀行の場合、外貨普通預金口座にある「外貨」は「日本円表示」されているが、実態は「外貨のまま」なので注意しましょう!(円転されて初めて「円の普通預金口座」に移る)

【ココ注意→】SBI証券の預り金の米ドルは、そのまま米ドル表示であるが、住信SBIネット銀行の場合は、日本円に換算した表示である。

3)週末をまたいで円転作業をする場合、ウィークエンド注文で円転の注文をすると注文忘れを防げるので活用しましょう!

4)一度に大量買いをするな。少しずつ分散して投資しろ!

5)ヤフーリアルタイム検索は、ネット上のリアルタイムの情報が集まっており便利なので活用しましょう!

6)Myメンテナンス情報をまとめておくこと~いつでも閲覧できる

各金融機関のメンテナンス情報はコチラ→

※失敗談・教訓はコチラ→

まとめ

 今回の記事は、ドルの円換算を誤って「0」を一つ多く買ってしまったという

  • 「65歳以上」のシニア・投資初心者の人
  • 保有米ドル」で、米ドル建てのETFや株式を売買する人

に向けた失敗談でした。

 私は、気持ちは若いのですが、歳と共に老眼がすすむように、脳の中も退化しているのは間違いないと思います。自分が気がつかないだけで……。そんな私が資産寿命を延ばしたいと思って株式投資などしてると、いつか命取りになるような大失敗をするのではないかと自分が一番心配しています。

 ですから、親子の2世代運用が上手く出来るように、子供にうまく引き継げるようにという思いで分かりやすい資料をつくっているつもりです。

 シニアの方やシニアの親を持つ方の何かの役に立てば幸いです。

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