これは、円転をしたときの実録の失敗談!
70歳を前に投資を始め私は、円転をはじめいろいろな手続きが全て人生初めてのことであり、不安になったり失敗したりして心臓バクバク、頭に血が上る、顔面蒼白になるなどのいろいろな局面を経験させてもらいました。これら単純ミスで終わった失笑経験や実害を伴った失敗事件などを自分への戒めも含め自分の備忘録として記事にすることしました。
今回の記事がシニアの投資初心者の投資になんらかの役に立てればと思っています。
今回の記事は、こんな人におすすめです。
- 「65歳以上」のシニア・投資初心者・向け
- 初めて米ドルの「円転」をする人
※ この記事は「投資の損益」に関することではなく、そのほとんどが投資以前の「手続き面」での失笑&失敗の経験談です。(ただし、手続き面と言っても何度も同じ失敗をすると実害化(損の発生)してくるので充分注意しましょう。)
目次
株式投資の「円転」手続きの<失笑&失敗経験>で学んだこと
ドルの「円転」手続きの失敗経験などで学んだこと(SBI証券から住信SBIネット銀行へ)
- 円転作業をする際は、横に「チェックリスト」を置いて各工程を一つ一つチェックしながら行うこと。(記憶のみで行わない)
- 円転作業は、即日で終わらないので、事前に金融機関の営業日を確認するとともに、最終的な銀行口座への入金日を確認してから行うこと。
- 円転作業は、同じ営業日でも午後3時の前と後では、銀行口座への最終入金日が1日ずれる。特に休日・連休の前は注意すること。
- 円転作業では、金融機関の自分名義の口座上に円転の金額が反映されない期間があるので、そのことを把握しておくこと。(※外貨出金指示でSBI証券の自分の口座上から消え、住信SBIネット銀行の自分の口座に外貨入金してくるまでの間、いったん表舞台からその金額が消える)
- 資金管理をする際は、その円転作業で自分の口座上に反映されない金額は「簿外口座」等として、口座上に現れない金額を入力して帳尻を合わせておくこと。
- 住信SBIネット銀行の場合、外貨普通預金口座にある外貨は「日本円表示」されている。
- 週末をまたいで円転作業をする場合、ウィークエンド注文(為替市場が開いていない時間帯に注文し、為替市場開始後の始値で取引きする注文方法)での発注も考慮しておくこと。(※注文忘れを防げる)【次の記事「失笑&失敗事例②」で詳細説明予定】
1)土日、祝日、連休をはさむ「円転」は、自分のお金なのに自分の口座で見えない時間が長くなるので注意しましょう!
2)住信SBIネット銀行の場合、外貨普通預金口座にある「外貨」は「日本円表示」されている!(円転されると「円普通預金」に移る)
3)週末をまたいで円転作業をする場合、ウィークエンド注文で注文忘れを防げる!
株式投資の失笑&失敗事例 ① 円転で1万ドルが消えた事件
「1万ドルが消えた話」などそんな話は聞いとらんがな(ブスブス……)
いや、いや。(_ _)^.^;(_ _)
おまえさん、ワシにいつも「失敗したら人生終わりですよ」と言っとるじゃないか。まったく(ブスブス……)
いつも自戒の意味も込めて、じゃなさんにも言ってるんですよ。本当は自分に対して言ってるんですよ。(_ _)すみません。ごめんなさい
ワシは損したことはあるが、消えてなくなったことなどないぞ(ブスブス……)
いや、いや(_ _)(_ _)
最後まで話を聞いて下さい。^.^;(_ _)
人生初の株式投資の円転の経験
私は投資を始めて1年くらいたった頃に一度だけドルの円転(1回目)の経験がありました。
そのときが人生初めての円転だったので、SBI証券のWEBサイトやブログなどで事前に勉強し、実行するときも一つ一つWEBサイトの内容を確認(チェック)しながら慎重に恐る恐る円転作業を行いました。
円転の金額は1千ドルであり、週の半ばのSBI証券の営業日の昼間(午後3時まで)に実行したので翌日には日本円が住信SBIネット銀行の口座に入金され円転が無事終わりました。
2回目の株式投資の円転の経緯(これからが、当記事の失敗事例です)
その半年後、2回目の円転(1万ドル)をすることになりました。(前回の10倍の金額)
1回目の経験から「円転は簡単だ」という意識を持って2回目の円転をすることになりました。一度円転の経験があることからタカをくくっていました。
そこがイカン!
すみません。(_ _)(_ _)
2回目は円転の方法もチャンと確認もせず、週末の金曜日の夜、前回(1回目)の記憶だけで、SBI証券のWEBサイトから外貨(ドル)出金指示を実行しました。
円転中に1万ドルが消えた!
私は毎週末の土曜日の朝(米国市場が閉まった後)にMy資産の管理を行っており、外貨出金指示をした翌日の土曜日の朝も、SBI証券や住信SBIネット銀行のデータをコピペして資金管理作業をおこなっていました。
その作業で、私は前夜の円転した1万ドルがどこにも計上されていないことに気づきました。それまでは、金融機関のことだからSBI証券か住信SBIネット銀行の私の口座どこかに残高が表示されるものと思って疑ってもみませんでした。しかし、それは結果的に私の単なる思い込みでした。
思い込み、それもイカン!
1万ドルが消えた! 1万ドルがなくなった!
冗談抜きで、私は、この1万ドルがなくなったと思い、心臓はバクバクとなり血圧も一気に最高まで上がり、赤くなったり青くなったりしていてもたってもいられない状態でした。
私はマネーフォワードMEの有料版でSBI証券や住信SBIネット銀行も登録して連携してますが、SBI証券を見ても住信SBIネット銀行を見てもマネーフォワードMEでもどこにも円転金額が計上されていませんでした。
SBI証券から住信SBIネット銀行へ移管する途中で一時的に残高減
マネーフォワードMEサイトより
上のグラフは、マネーフォワードMEの私の資産残高の推移です。これは別の機会ですが、ヤリがささったように尖ってへこんだ部分が円転したとき残高が一時的に減る状況です。
土曜日の朝であり、誰にもどこにも尋ねる訳にいかず、あわててSBI証券のWEBサイトを調べました。やっとのことで、SBI証券のヘルプ欄の「外貨出金(住信SBIネット銀行への外貨出金)」に、午後3時以降の出金指示については、住信SBIネット銀行へは、翌々営業日に振込まれる旨が記載されているところへたどり着きました。
外貨出金(住信SBIネット銀行への外貨出金)
~(途中省略)~
・ 15:00までに受付いたしました出金指示については、翌銀行営業日にお客様の登録銀行口座へお振込みいたします。
(15:00以降に受付いたしました出金指示については、翌々銀行営業日のお振込みとなります。)
SBI証券ヘルプ ~ 外貨出金(住信SBIネット銀行への外貨出金)https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/help/inoutgaika_02_01.html
ちゃんと書いてあるじゃないか!そのことを事前に確認せずにやってたのか?それはお前さんの怠慢じゃ!
ハイ。すみません(^∧^)
ただ、本当に住信SBIネット銀行の私の口座にこのお金が入金されるまで心配でなりませんでした。
そうじゃろな。自業自得じゃんq!
ところで、そのSBI証券での外貨出金指示から住信SBIネット銀行に入金される間(土曜日~日曜日)は、誰の金になるんじゃ?金はどこに有るんじゃ?
誰の金、って。私の金に間違いないでしょう。ただ、残高として私名義の口座に表示がされない。ということは、SBI証券か住信SBIネット銀行の「別段預金口座」とかにあるんでしょうね。金融機関が持っている別枠の口座ですね。
※ちなみに、人生初の1回目の千ドルの円転作業は週半ばに開始して翌日の銀行入金で終了していたので、一時的にお金が消える状態に気がつかないまま終わっていました。
株式投資Excelテンプレートの簿外口座(任意)で帳尻合わせ(My資産の帳簿上の対策)
この現象は実質的に問題ないのですが、形式上の問題がある人へ向けての対策です。
SBI証券での外貨出金指示から住信SBIネット銀行に入るまでの間、お前さんが管理している帳面上の現金残高は1万ドル減るってことじゃな?
たしかにじゃなさんの言うとおりです。私は、形式上、残高が減ったようにしたくないので、そこは帳尻を合わせるために、私の(テンプレートの)住信SBIネット銀行の口座の中に、「簿外」という名前でそこに円転の金額を入れて帳尻を合わせています。長いスパンで残高の推移を見るとき、この週末が円転の分だけ現金が減るのもおかしいので、そんな対策をとっています。
今までにこのブログで配信済みのテンプレートを見てもらえば分かります。この中の【B】コード表の中の最左欄の項目「コード・ティッカー等」の中に「現預金・住信SBIネット銀行・外貨預金・簿外(USD)」とあるのが、私が使っている簿外口座用のものです。
ワシにも「簿外口座」というのを作ってくれ。
わかりました。作っておきます。(^0^)(^0^)
【独り言】ワシは、木曜の午後3時以降から金曜日の間は円転はやめとこう。そもそも自分の現金が何日間も自分名義口座にないこと自体気に食わん。それがゴールデンウィークや年末年始になればどうなるんじゃ。使いたいときに使えんかったらどーするんじゃ。ブツブツ
簿外口座(任意名)を入れたMy資産ポートフォリオ用株式投資Excelテンプレートの配信
簿外口座を入れたExcelテンプレートの配信
上記のExcelテンプレートの使い方は、別記事【図解エクセル】「暴落リスク×為替リスク(円高)」の同時リスクでMy資産の下落幅(率)が分かるテンプレートの使い方(SBI証券・銀行・家族3人)を参照してください。
今回の配信で、下記の箇所(簿外口座の列)を追加しています。
簿外口座を入れたGoogleスプレッドシートのテンプレートの配信
【配信用 Googleスプレッドシート・データ(テンプレート)】は下のボタンをクリック
じゃなさん、「簿外口座」を追加しておきましたよ。(^0^)(^0^)
ほい。ありがとう(*’-‘*)
共有状態で開かれたGoogleスプレッドシートを保存する方法は以下の通りです。
自分のGoogleアカウントでログインしている状態で
1 上記の黒色ボタンをクリックして、テンプレートを表示する
2「ファイル」→「コピーを作成」をクリックする
3「マイドライブ内にコピーされる」のでファイル名を変更して使う
【追加】株式投資の失敗談
ところで、見出しに「失笑&失敗事例 ① 円転で1万ドルが消えた」と①がついてるが、まだ他に「失敗②」があるんじゃないの? ん? あるんじゃろ?
わかりました?バレましたネ。次回の記事をお楽しみに。(_ _)^.^;
別にお前さんの失敗談なんか楽しみじゃないけどな!
別記事「失敗②」は、【シニア投資初心者・向け】2万ドル円転したはずができてないのはナゼ?(失笑&失敗事例②:ドルの円転)です。
更に追加です。コチラ↓
別記事「失敗③」【シニア投資初心者・向け】保有中の米ドルで米国株を買ったときの失敗。こんなに大量に買っていない!(失笑&失敗事例③)
失笑・失敗談④【シニア投資家の失笑&失敗談④】SBIネオモバイル証券の口座から日本株200万円が消えた!<教訓>
失笑・失敗談⑤【シニア投資家の失笑&失敗談⑤】「マネーフォワードME」に助けられた週末作業【教訓】
どこまで続けるつもりやねん!
今回の株式投資の失敗談記事のまとめをもう一度
ドルの円転手続きの失笑&失敗で学んだこと(SBI証券から住信SBIネット銀行へ)
- 円転作業をする際は、横に「チェックリスト」を置いて一つ一つチェックしながら行うこと。(記憶のみで行わない)
- 円転作業は、即日で終わらないので、事前に金融機関の営業日を確認するとともに、最終的な銀行口座への入金日を確認してから行うこと。
- 円転作業は、同じ営業日でも午後3時の前と後では、銀行口座への最終入金日が1日ずれる。特に休日・連休の前は注意すること。
- 円転作業では、金融機関の自分名義の口座上に円転の金額が反映されない期間があるので、そのことを把握しておくこと。(※SBI証券や銀行の自分の口座上から円転の金額が消える)
- 資金管理をする際は、円転作業で自分の口座上に反映されない金額は「簿外口座」等として、口座上に現れない金額を入力して帳尻を合わせておくこと。
- 住信SBIネット銀行の場合、外貨普通預金口座にある「外貨」は「日本円表示」されている。
- 週末をまたいで円転作業をする場合、ウィークエンド注文(為替市場が開いていない時間帯に注文し、為替市場開始後の始値で取引きする注文方法)で発注することもできる。【次の記事「失敗事例②」で詳細説明予定】
今までの株式投資の失敗談から得た教訓 (注意事項)
ここまで来たら、出たとこ勝負、ダメ元で、失敗全部をまとめた教訓じゃ!
文書の構成もあったもんじゃない(_ _)^.^;
1)土日、祝日、連休をはさむ「円転」は、自分のお金なのに自分の口座で見えない時間が長くなるので注意しましょう!
2)住信SBIネット銀行の場合、外貨普通預金口座にある「外貨」は「日本円表示」されているが、実態は「外貨のまま」なので注意しましょう!(円転されて初めて「円の普通預金口座」に移る)
【ココ注意→】SBI証券の預り金の米ドルは、そのまま米ドル表示であるが、住信SBIネット銀行の場合は、日本円に換算した表示である。
3)週末をまたいで円転作業をする場合、ウィークエンド注文で円転の注文をすると注文忘れを防げるので活用しましょう!
4)一度に大量買いをするな。少しずつ分散して投資しろ!
5)ヤフーリアルタイム検索は、ネット上のリアルタイムの情報が集まっており便利なので活用しましょう!
6)Myメンテナンス情報をまとめておくこと~いつでも閲覧できる
まとめ:【シニア投資家の失笑&失敗談①】消えた円転1万ドル事件(これは経験しないと分からない!)~【簿外口座】追加版のポートフォリオ作成用Excelテンプレート付
今回のテンプレートは、私が作成し利用しているものです。下のような人の悩み解決ができれば幸いです。
- 「65歳以上」のシニア・投資初心者・向け
- 初めて米ドルの「円転」をする人
この失敗談の記事は「投資の損益」に関することではなく、そのほとんどが投資以前の「手続き面」での失笑&失敗の経験談です。(ただし、手続き面と言っても何度も同じ失敗をすると実害化(損の発生)してくるので充分注意しましょう。)
シニア高齢者の投資初心者のみな様へ
要らぬ心配をして、心臓や脳に要らぬ負担をかけないように、先の短い人生で要らぬエネルギーや要らぬ時間をムダに消費しなくていいように、また間接的にでも要らぬお金をムダに消費しなくていいように、シニア高齢者の方が安全かつ安心して「健康寿命、資産寿命、貢献寿命」を延ばすことに何かしら役に立てればと思っています。
失敗しないためには2世代運用をした方がいいかもと思っている今日この頃です。
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