私が「最速版」(一括版)と銘打っているマネーフォワードMEを使ったExcelテンプレートは、どんなに量(証券口座数、名義数、商品数)が多くても、必ず3回のコピペで終わるので、作業の時短化に最適です。
その理由は、各証券会社のWEBサイトのデータが各社毎に表示する様式が全く異なっているのに対し、マネーフォワードMEのWEBサイトでは表示する各金融機関(証券会社等)のデータの様式が統一されているからです。
そのため、短時間でのポートフォリオの見える化作業のためには、マネーフォワードME最速版が最も便利です。
私は、週半ばで大きな売買をしたり、市場の急変があったり、時間が無く急ぐとき等にマネーフォワードME最速版を利用しており、2,3分でコピペ作業が終わり、すぐに全体像(アセットアロケーション)が見えるので大変重宝しています。
ただし、このマネーフォワードME「最速版」のテンプレートは、時短グッズとしては最高ですが、注意点(デメリット)もありますので、その点を説明をします。
当記事の説明だけではわかりにくいときは、下記のファイルをダウンロードしてください。
当ブログでは、2023年末まではSBI証券と楽天証券とSBIネオモバイル証券の3つの証券会社をカバーしていましたが、2024年からは、SBIネオモバイル証券がSBI証券に統合されたため、当ブログがカバーしている証券会社は、SBI証券と楽天証券の2つとなりました。そのため、同2社をお使いの方は、同2社合体版をダウンロードしてお使いください。
※既に3社合体版を使っている方へ~【3社合体版のテンプレートから2社合体版への変更の場合】は、SBIネオモバイル証券の部分をエクセル(Googleスプレッドシート)の「行削除」で削除すれば簡単に変更できます。
目次
マネーフォワードME「最速版(一括版)」のテンプレート(株管理ポートフォリオ作成用)のダウンロード
当記事の説明用として使うテンプレートのダウンロードとその使い方は、
別記事【図解エクセル】【最速・コピペ3回】【マネーフォワードME・最速版】明日の暴落を想定したポートフォリオ作成とテンプレートの使い方(リスク資産とアセットアロケーション)
をご覧下さい。
マネーフォワードME「最速版(一括版)」テンプレートの注意点(デメリット)
- 金融機関との連携数が多くなると有料となる。
- 個々の金融商品に、口座種別(特定、一般、NISA)の表示がない。
- 開会市場の海外株の時価評価額(円換算)は、為替の関係から、証券会社の円換算表示の評価額と1円単位まで一致するわけではない。ただし経験上、誤差は0.1%未満でありアセットアロケーションの確認ではなんら問題は無い。
- 海外市場の海外株の評価損益(円換算)と評価損益率(%)は為替の違いがあるので参考程度に考えておくこと。
1 金融機関との連携数が多くなると有料となる。
マネーフォワードMEサイトのプレミアムサービス機能比較表を見ると、無料版と有料版の差異が大きくなっています。
無料版の連携可能数は「4件」しかないんじゃな。
確かに。減りましたね。ただ、「NISA・特定口座の区別はしなくていい。とにかく早くアセットアロケーションを知りたい」というのなら、無料版でも充分役立つようにしますよ。まあ、限度はありますがね。ここでは話が長くなるので別の機会にしますね。
また別の機会かい。本当に頼むよ。
2 個々の商品に口座種別(特定、一般、NISA)の表示がない。
残念ですが、マネーフォワードMEのデータには、連携証券会社でも個々の商品に口座種別(特定、一般、NISA)の表示がありません。
3 海外市場の海外株の時価評価額(円換算)は、為替の関係から、証券会社の円換算表示の評価額と1円単位まで一致するわけではない。
楽天証券とSBI証券の間で海外株の時価評価額を円換算するときのドル円の値が違うように、マネーフォワードMEのドル円の値が違うためと思われる。
※ 日本株は当然であるが、東証上場の米国株ETF(円建て)も、円建ての商品は全て完全一致している。
4 海外市場の海外株の評価損益(円換算)と評価損益率(%)は為替の違いがあるので参考程度に考えておくこと。
マネーフォワードMEのテンプレートで現在のアセットアロケーションを確認する場合、
- 海外市場の海外株の場合、円換算の時価評価額は使えるが、
- 海外市場の海外株の場合、円換算の評価損益は使えない
ということじゃな。
そのとおりです。
まとめ
- 金融機関との連携数が多くなると有料となる。
- 個々の金融商品に、口座種別(特定、一般、NISA)の表示がない。
- 開会市場の海外株の時価評価額(円換算)は、為替の関係から、証券会社の円換算表示の評価額と1円単位まで一致するわけではない。ただし経験上、誤差は0.1%未満でありアセットアロケーションの確認ではなんら問題は無い。
- 海外市場の海外株の評価損益(円換算)と評価損益率(%)は為替の違いがあるので参考程度に考えておくこと。
マネーフォワードMEのテンプレートでは、
- 海外株の場合、時価評価額は使えるが、
- 海外株の場合、円建ての評価損益は使えない
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