次は
- 「為替リスク(円高リスク)対策用テンプレートの使い方。
- 「投資信託や東証米国ETFなど表面上は円建ての商品であるが、内容はドル建てであるため、為替リスク有としたもの」じゃな。
- これは「SBI証券・親子2世代運用」じゃ。
今回の記事は、こんな人におすすめです。
- 急激な円高となった際、狼狽せず落ち着いて資金管理できるように、事前に円高による大幅下落を想定・シミュレーションしたい人
- 為替リスクの「有リスク資産」と「無リスク資産」の評価額とその割合を把握しておきたい人
- (※このテンプレートは「実質上の円建て資産とドル建て資産」の観点で為替リスクを捉えています。)
- 家族(複数人名義)のSBI証券の証券口座と銀行口座を一体化して、エクセル・ピボットテーブルで資金管理を行いたい人(銀行口座を含む)
- NISAの資金管理(一般NISA、積立NISA、ジュニアNISA)をおこないたい人
- 証券会社WEBサイトのMy資産ではなく、自分なりのオリジナルな仕訳をして見える化、可視化、ビジュアル化したい人
- 確認用、検算用として日々の資金管理のサブで別角度から集計をしたい人
- シニアの方で資産寿命を延ばすため株式投資の親子2世代運用を考えている人
- シニアの親を持つ方で株式投資の親子2世代運用を考えている人
定年後のシニア(高齢者)の私が、毎週末に作成している資産運用記録方法です。
特に、私と同じシニア(高齢者)の方にでもできるように難しい方法をとっていません。と言おうか、私が難しい方法でできませんので(^▽^)
配信するテンプレートでは、購入銘柄や数字は、アレンジさせていただいております。
みなさまの何か役に立てれば幸いです。
目次
当記事の株式投資Excelテンプレートにおいての「為替リスク」の捉え方(実質上)
「実質上の円建てかドル建てか」で為替リスクを区分
今回の記事は前回の記事に大事な点を追加しました。前回の為替リスクの記事(テンプレート)では、
・投資信託
・東証上場の米国ETF
は、為替リスクの対象に入れていませんでしたが、今回の記事では、為替リスクのある投資信託と東証ETFをその対象に追加しました。
それって、その分はさらにリスクが大きくなるってことじゃな。早く言っておくべきじゃなかったのか?
そうです。
ムカッ……
今回の記事の為替リスクの計算については「為替ヘッジなしの投資信託」や「東証上場の為替ヘッジなしの米国ETF」も「為替リスク・あり」として評価しました。特に、投資信託は実質ドル建ての商品という想定です。
投資信託については、4分散バランス型などの場合は、その内訳でリスク係数を決めてする方法もあります。【例】その内訳で50%が「為替リスク・あり」であれば、「リスク係数」を「0.5」とする等です。(※このリスク係数を用いたテンプレートは、別記事で説明します。)
ウリじゃない!当然の話じゃ!
すみません(_ _)(_ _)(_ _)
謝りついでに、もう一つ追加すると、今回の為替リスクはドル円のみにしか対応していませんので、ご了承ください。為替リスクについては、わが日本人にとってドル円が一番影響が大きいと思いましたので。すみません(_ _)(_ _)(_ _)
それは許す。ワシは。
【エクセル】株式投資で明日の急激な円高を想定したポートフォリオの作り方とテンプレートの使い方【為替リスク:実質上の円建てドル建てで区分】【SBI証券・親子2世代運用・積立NISA等対応】のダウンロード
ダウンロードは、下のダウンロードボタンを押して下さい。
このテンプレートには、下のとおり、1個のExcelファイルにシート毎に分けて保存しています。
- 【B】コード表(自作) ※デモテーブル、銘柄テーブル
- 【C】データベース・SBI証券1社・親子3人分 ※各証券会社のデータを共通化用データベース
- 【D】為替リスクの見える化 ~ My資産の通貨別・ポートフォリオ、為替リスクのシミュレーション(My資産の総額、増減など) ※これは【C】データベースと連動しています。
注意事項
マクロは使っておらず、カスタマイズは可能です。
ダウンロードは自由ですが、ご利用は自己責任でお願いします。
※ダウンロードの際は、プライバシーポリシー/免責事項/著作権/リンク等を参照下さい。
当ファイルを利用することにより生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
質問や要望などありましたら、お問い合わせフォームにご連絡ください。できるだけのことはさせていただきます。
【エクセル】株式投資で明日の急激な円高を想定したポートフォリオの作り方とテンプレートの使い方【為替リスク:実質上の円建てドル建てで区分】【SBI証券・親子2世代運用・積立NISA等対応】
為替リスクのシミュレーション・見える化は、次の4つからなっており、順に説明します。
1) 通貨別・ポートフォリオ(見える化)■米ドルと日本円の割合
【C】データベースをピボットテーブルで集計グラフ化(見える化)
2) 為替リスクの有無別・ポートフォリオ(見える化)■為替リスクのある資産と為替リスクのない資産の割合
【C】データベースをピボットテーブルで集計グラフ化(見える化)
3) 為替リスク・シミュレーション
2.で集計された数値を基に、ドル円を円高円安方法にシミュレーション
4) 為替リスク・シミュレーションのグラフ(見える化)
3.のシミュレーションした数値を基にグラフ化(見える化)
今回の説明では、数字をアレンジしていますので、使うときは自分の資産(金額)を入れて行ってください。
ダウンロードしたファイルの中に 「【D】為替リスクの見える化 」というシートがありますので、それを見れば全体が俯瞰して見えます。拡大すれば、具体的に実行する手順もわかります。
今回は、【B】コード表と【C】データベースに、手を入れたんじゃな。
手を入れました。それが次の【B】のコード表と【C】のデータベースに「為替リスク」欄(列)の追加と言おうか新設です。
株式投資Excelテンプレートの【B】コード表と【C】データベースに「為替リスク」欄の追加(新設)
このように自分のオリジナルな仕訳ができることが、このサイトの売りですね。
それは認める!
図解の説明(赤丸㋐~㋑)~【B】コード表と【C】データベースに「為替リスク」欄の追加(新設)
・赤丸㋐~【B】コード表に「為替リスク」欄(列)を追加(新設)
・為替リスクのあるものを「有」(海外資産で主に「米ドル資産」)
・為替リスクのないものを「なし」(日本円の資産)
・赤丸㋑~【C】データベースに「為替リスク」欄(列)を新設&読み込み
・VLOOKUP関数で為替リスクの有無をそれぞれ参照して読み込む
通貨別・My資産ポートフォリオ(見える化)
ここの説明は「通貨別」ですから、前の記事とまったく同じです。
まず、為替リスクのシミュレーションの基本となる「通貨別・ポートフォリオの見える化」(現在の保有資産)の数字(金額や割合)を出す。その方法は、【C】データベースをエクセルのピボットテーブルを利用しての集計です。
図解の説明(赤丸①~⑤)~通貨別・ピボットテーブル集計から二重円グラフまで
①現在の通貨別割合の集計~ピボットテーブルで作成
・④⑤は、ピボットテーブルのフィールド確認や変更する場合の方法
・④:ピボットテーブルの集計表の中で右クリックして「フィールドリストを表示する」
・⑤:①のピボットテーブルのフィールドの選択状況
②補助表の作成~二重円グラフ用の補助表
・①ピボットテーブルから③のグラフを作成するため補助表を作成
③通貨別・ポートフォリオ(見える化)
・現在の通貨別の保有資産額と保有割合の算出結果
この資産は、「円建て」と「ドル建て」のみです。通貨別だと円グラフで大体半々くらいと分かりますね。
そじゃったな。ウン。次が問題じゃな
為替リスクの有無別・ポートフォリオ(見える化)
この集計やグラフは、上と似てますが、「通貨」別と違い「為替リスク」別となります。
それで……。ここは詳しく説明してくれ。
図解の説明(赤丸①~⑤)~為替リスク別・ピボットテーブル集計から二重円グラフまで
①現在の「為替リスク」の「有・なし」別の割合の集計~ピボットテーブルで作成
・④⑤は、ピボットテーブルのフィールド確認や変更する場合の方法
・④:ピボットテーブルの集計表の中で右クリックして「フィールドリストを表示する」
・⑤:①のピボットテーブルのフィールドの選択:
「行」とあるところに、「通貨」を「為替リスク」へ変更して指定
②補助表の作成~二重円グラフ用の補助表
・①ピボットテーブルから③のグラフを作成するため補助表を作成
二重円グラフがあった方が、見える化の部分で分かりやすいと思ったので、補助表を作成してこのグラフを使ってます。
意外と親切じゃな
③為替リスクの「有・なし」別・ポートフォリオ(見える化)
・現在の「為替リスクの有・なし」別の保有資産額と保有割合の算出結果
この円グラフ見て、どーですか?
左が通貨別で、右が為替リスク別ですが。
確かに、通貨別では、「円建て」と「ドル建て」で大体半々くらいじゃったのに、為替リスク別にすると「為替リスク・有」が「為替リスク・なし」の倍近くになっとる。これで円高になったら、それだけで大幅な下落と同じじゃな。こりゃ、大変じゃ。
為替リスクのシミュレーション(見える化)
図解の説明(赤丸⑥~⑨)~為替リスク別・保有資産のドル円レートによるシミュレーション
前回の記事では、基準日の「日本円保有額」と「米ドル保有の円換算評価額」でのシミュレーションをしていましたが、今回は、「為替リスク・有」と「為替リスク・なし」でのシミュレーションをしています。
⑥基準日の「為替リスク・有」と「為替リスク・なし」~ピボットテーブルで作成
・⑦は、ピボットテーブルのフィールドの選択状況
~「列」とあるところに、「為替リスク」を表示させるように指定
⑧基準日のドル円のレート(手動or関数設定)~今回は手動で入力
SBI証券のWEBサイトから、ドル円の為替レートをコピペして下さい。
【C】データベースの中の、SBI証券のところに、
現預金 米ドル(USD) 25,000 ドル 為替 米ドル/円 133.89 (06/10 14:30)
と入力してるが、これでいいのじゃな?
ピンポーン。それでいいです。
⑨基準日のドル円レートを基に、円安・円高での「為替リスク・有・なし」資産の円換算評価額と総額及び増減額のシミュレーション(下記グラフの参照元データとなる)
前回の記事で「円高に振れたら、円の下落幅が大きいな-。これに株価の暴落が重なったら、………」と思ったが、更に、米国株や米国系の投資信託が多いワシの場合、どうなるんじゃ。聞かなきゃ良かった…。いや聞いて良かった。少し米国系を減らした方が良いのか?わからん。
ドルの円転か?わからん。
為替リスク・シミュレーションのグラフ(見える化)
図解の説明(赤丸⑩~⑪)~為替リスク別・保有資産のドル円レートによるシミュレーションのグラフ化(見える化)
⑩為替リスクと資産の総額のシミュレーション
・ドル円レートとMy資産の総計額のシミュレーション
⑪為替リスクと資産の増減額のシミュレーション
・ドル円レートとMy資産の増減額のシミュレーション
じゃなさん、このシミュレーションを見て、どうですか?
ワシは全米の投資信託をかなり持ってるので、円高になると何百万減るの分からん。すぐに、やってみるワイ。
頑張って!!
【まとめ】【図解エクセル】<無料>明日の急激な円高を想定した株管理ポートフォリオの作り方とテンプレートの使い方【為替リスク:実質上の円建てドル建てで区分】【SBI証券・親子2世代運用・積立NISA等対応】
今回のテンプレートは、私が作成し利用しているものです。下のような人の悩み解決ができれば幸いです。
- 急激な円高となった際、狼狽せず落ち着いて資金管理できるように、事前に円高による大幅下落を想定・シミュレーションしたい人
- 為替リスクの「有リスク資産」と「無リスク資産」の評価額とその割合を把握しておきたい人
- (※このテンプレートは「実質上の円建て資産とドル建て資産」の観点で為替リスクを捉えています。)
- 家族(複数人名義)のSBI証券の証券口座と銀行口座を一体化して、エクセル・ピボットテーブルで資金管理を行いたい人(銀行口座を含む)
- NISAの資金管理(一般NISA、積立NISA、ジュニアNISA)をおこないたい人
- 証券会社WEBサイトのMy資産ではなく、自分なりのオリジナルな仕訳をして見える化、可視化、ビジュアル化したい人
- 確認用、検算用として日々の資金管理のサブで別角度から集計をしたい人
- シニアの方で資産寿命を延ばすため株式投資の親子2世代運用を考えている人
- シニアの親を持つ方で株式投資の親子2世代運用を考えている人
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