こんにちは。 「かん」といいます。
次!
- 為替リスク(円高リスク)対策用テンプレートの使い方。
- 「投資信託や東証米国ETFなど表面上は円建ての商品であるが、内容はドル建てであるため、為替リスク有とした」ものじゃな。
- これは「楽天証券・家族3人版・親子2世代運用・NISA対応版」じゃ。
- それのExcel版!
今回の記事は、こんな人におすすめです。
- 急激な円高となった際、狼狽せず落ち着いて資金管理できるように、事前に円高による大幅下落を想定・シミュレーションしたい人
- 為替リスクの「有リスク資産」と「無リスク資産」の評価額とその割合を把握しておきたい人
- (※このテンプレートは「実質上の円建て資産とドル建て資産」の観点で為替リスクを捉えています。)
- 家族(複数人名義)の楽天証券の証券口座と銀行口座を一体化して、エクセル・ピボットテーブルで資金管理を行いたい人(銀行口座を含む)
- シニアの方で親子2世代運用を行いたい人
- 証券会社WEBサイトのMy資産ではなく、自分なりのオリジナルな仕訳をして見える化、可視化、ビジュアル化したい人
- NISAの管理もおこないたい人
- 確認用、検算用として日々の資金管理のサブで別角度から集計をしたい人
目次
当記事のポートフォリオ作成用Excelテンプレートにおいての「為替リスク」の捉え方(実質上)
「実質上の円建てかドル建てか」で為替リスクを区分
今回の記事は前回の記事に大事な点を追加しました。前回の為替リスクの記事(テンプレート)では、
・投資信託
・東証上場の米国ETF
は、為替リスクの対象に入れていませんでしたが、今回の記事では、為替リスクのある投資信託と東証ETFをその対象に追加しました。
今回の記事の為替リスクの計算については「為替ヘッジなしの投資信託」や「東証上場の為替ヘッジなしの米国ETF」も追加しました。
・シンプル、スピード、システム、ビジュアル化した資産管理
ウリじゃない!当然の話じゃ!
すみません(_ _)(_ _)(_ _)
株管理ポートフォリオ(円グラフ)作成用・Excelテンプレートのダウンロード
ダウンロードは、下のダウンロードボタンを押して下さい。
このテンプレートには、下のとおり、1個のExcelファイルにシート毎に分けて保存しています。
- 【B】コード表(自作) ※デモテーブル、銘柄テーブル
- 【C】データベース・楽天証券1社・親子3人分 ※各証券会社のデータを共通化用データベース
- 【D】為替リスクの見える化 ~ My資産の通貨別・ポートフォリオ、為替リスクのシミュレーション(My資産の総額、増減など) ※これは【C】データベースと連動しています。
株式投資Excelテンプレートによる為替リスク(円高リスク)発生時の株管理ポートフォリオ(円グラフ)の作成と「見える化」手順
為替リスクのシミュレーション・見える化は、次の4つからなっており、順に説明します。
1) 通貨別・ポートフォリオ(見える化)■米ドルと日本円の割合
【C】データベースをピボットテーブルで集計グラフ化(見える化)
2) 為替リスクの有無別・ポートフォリオ(見える化)■為替リスクのある資産と為替リスクのない資産の割合
【C】データベースをピボットテーブルで集計グラフ化(見える化)
3) 為替リスク・シミュレーション
2.で集計された数値を基に、ドル円を円高円安方法にシミュレーション
4) 為替リスク・シミュレーションのグラフ(見える化)
3.のシミュレーションした数値を基にグラフ化(見える化)
今回の説明では、数字をアレンジしていますので、使うときは自分の資産(金額)を入れて行ってください。
ダウンロードしたファイルの中に 「【D】為替リスクの見える化 」というシートがありますので、それを見れば全体が俯瞰して見えます。拡大すれば、具体的に実行する手順もわかります。
今回は、【B】コード表と【C】データベースに、手を入れてます。
【B】のコード表と【C】のデータベースに「為替リスク」欄(列)の追加(新設)してます。
株式投資Excelテンプレートの【B】コード表と【C】データベースに「為替リスク」欄の追加(新設)
自分のオリジナルな仕訳ができることが、このサイトのウリですね。
そじゃな!
図解の説明(赤丸㋐~㋑)~【B】コード表と【C】データベースに「為替リスク」欄の追加(新設)
・赤丸㋐~【B】コード表に「為替リスク」欄(列)を追加(新設)
・為替リスクのあるものを「有」(海外資産で主に「米ドル資産」)
・為替リスクのないものを「なし」(日本円の資産)
・赤丸㋑~【C】データベースに「為替リスク」欄(列)を新設&読み込み
・VLOOKUP関数で為替リスクの有無をそれぞれ参照して読み込む
通貨別・株管理ポートフォリオ(円グラフ)
ここの説明は「通貨別」ですから、前の記事とまったく同じです。
まず、為替リスクのシミュレーションの基本となる「通貨別・ポートフォリオの見える化」(現在の保有資産)の数字(金額や割合)を出す。その方法は、【C】データベースをエクセルのピボットテーブルを利用しての集計です。
図解の説明(赤丸①~⑤)~通貨別・ピボットテーブル集計から二重円グラフまで
①現在の通貨別割合の集計~ピボットテーブルで作成
・④⑤は、ピボットテーブルのフィールド確認や変更する場合の方法
・④:ピボットテーブルの集計表の中で右クリックして「フィールドリストを表示する」
・⑤:①のピボットテーブルのフィールドの選択状況
②補助表の作成~二重円グラフ用の補助表
・①ピボットテーブルから③のグラフを作成するため補助表を作成
③通貨別・ポートフォリオ(見える化)
・現在の通貨別の保有資産額と保有割合の算出結果
この資産は、「円建て」と「ドル建て」のみです。
為替リスクの有無別・ポートフォリオ(円グラフ)
この集計やグラフは、上と似てますが、「為替リスクが有るか無しか」の別となります。
図解の説明(赤丸①~⑤)~為替リスク別・ピボットテーブル集計から二重円グラフまで
①現在の「為替リスク」の「有・なし」別の金額と割合の集計~ピボットテーブルで作成
・④⑤は、ピボットテーブルのフィールド確認や変更する場合の方法
・④:ピボットテーブルの集計表の中で右クリックして「フィールドリストを表示する」
・⑤:①のピボットテーブルのフィールドの選択:
「行」とあるところに、「通貨」を「為替リスク」へ変更して指定
②補助表の作成~二重円グラフ用の補助表
・①ピボットテーブルから③のグラフを作成するため補助表を作成
二重円グラフがあった方が、見える化の部分で分かりやすいと思ったので、補助表を作成してこのグラフを使ってます。
確かに分かりやすい。
③為替リスクの「有・なし」別・ポートフォリオ(見える化)
・現在の「為替リスクの有・なし」別の保有資産額と保有割合の算出結果
この円グラフ見て、どーですか?
左が通貨別で、右が為替リスク別ですが。
確かに、通貨別では、「円建て」と「ドル建て」で大体半々くらいじゃったのに、為替リスク別にすると「為替リスク・有」が「為替リスク・なし」の倍近くになっとる。これで円高になったら、それだけで大幅な下落と同じじゃな。こりゃ、大変じゃ。
為替リスクのシミュレーション(見える化)
図解の説明(赤丸⑥~⑨)~為替リスク別・保有資産のドル円レートによるシミュレーション
前回の記事では、基準日の「日本円保有額」と「米ドル保有の円換算評価額」でのシミュレーションをしていましたが、今回は、「為替リスク・有」と「為替リスク・なし」でのシミュレーションをしています。
⑥基準日の「為替リスク・有」と「為替リスク・なし」~ピボットテーブルで作成
・⑦は、ピボットテーブルのフィールドの選択状況
~「列」とあるところに、「為替リスク」を表示させるように指定
⑧基準日のドル円のレート(手動or関数設定)~今回は手動で入力
楽天証券のWEBサイトから、ドル円の為替レートをコピペして下さい。
了解じゃ!
⑨基準日のドル円レートを基に、円安・円高での「為替リスク・有・なし」資産の円換算評価額と総額及び増減額のシミュレーション(下記グラフの参照元データとなる)
為替の動きで結構大きく動くことが分かるじゃろ、みなさん。
為替リスク・シミュレーションのグラフ(見える化)
図解の説明(赤丸⑩~⑪)~為替リスク別・保有資産のドル円レートによるシミュレーションのグラフ化(見える化)
⑩為替リスクと資産の総額のシミュレーション
・ドル円レートとMy資産の総計額のシミュレーション
⑪為替リスクと資産の増減額のシミュレーション
・ドル円レートとMy資産の増減額のシミュレーション
グラフにすると、映像が頭に残るな、数字と違って、よく分かるわ。恐ろしさも……
この記事の数値は説明用ですが、ダウンロードしたデータは、【B】コード表に【C】データベース【D】見える化(集計・グラフ)が、全て関数や数式で連動しています。自分のデータを貼り付けて使ってください。
一度できれば、二度目からは簡単です。
投資信託については、この記事では表面上円建てだが実質全米や全世界で全てドル建ての商品という想定です。4分散バランス型などの場合は、その内訳でリスク係数を決めてする方法もあります。【例】その内訳で50%が「為替リスク・あり」であれば、「リスク係数」を「0.5」とする等です。(※このリスク係数を用いたテンプレートは、別記事で説明します。)
おわりに:【図解エクセル】<無料>明日の急激な円高を想定した株管理ポートフォリオの作り方とテンプレートの使い方(楽天証券・親子2世代運用・NISA対応版)【為替リスク:実質上の円建てドル建てで区分】
今回の記事は、
- 急激な円高となった際、狼狽せず落ち着いて資金管理できるように、事前に円高による大幅下落を想定・シミュレーションしたい人
- 為替リスクの「有リスク資産」と「無リスク資産」の評価額とその割合を把握しておきたい人
- (※このテンプレートは「実質上の円建て資産とドル建て資産」の観点で為替リスクを捉えています。)
- 家族(複数人名義)の楽天証券の証券口座と銀行口座を一体化して、エクセル・ピボットテーブルで資金管理を行いたい人(銀行口座を含む)
- シニアの方で親子2世代運用を行いたい人
- 証券会社WEBサイトのMy資産ではなく、自分なりのオリジナルな仕訳をして見える化、可視化、ビジュアル化したい人
- NISAの管理もおこないたい人
- 確認用、検算用として日々の資金管理のサブで別角度から集計をしたい人
今回も、ありがと!株は余裕資金でじゃな。
われわれ、高齢者は、ですね。親子2世代運用もありですよ。
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株管理ポートフォリオ作成の基本記事は(他社分あり)
親子2世代運用についてはコチラ↓
NISA対応の記事一覧
投資信託の内訳を含めたポートフォリオの作り方は、コチラ↓
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これまでに公開したテンプレートに関する記事一覧はコチラです。
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