これはマネーフォワードMEのまとめ記事というより、週末の保有資産のデータのまとめは、何を使えばいちばん速く出来るか?時短になるか?という記事じゃな。
【結果】最速はマネーフォワードME「一括版」であった。
当ブログで配信している株式投資Excelテンプレートには、マネーフォワードMEを利用しているものがあります。その中でも、マネーフォワードME「一括版」は、見える化までの時間を大幅に短縮する最強の時短グッズで、私の資産管理の必需品となっています。
今回の記事は、
- 資産管理の時間を短縮したい人
- My資産のポートフォリオ作成と見える化までの作業時間をできるだけ短縮したい人
- マネーフォワードMEの「一括版」がどのくらい時間を短縮するのか(時短効果)を知りたい人
- マネーフォワードMEのコスパの良さを知りたい人
目次
マネーフォワードMEの便利な使い方:ポートフォリオ作成用・テンプレートにおけるマネーフォワードMEの「一括版」とは?
私が使うマネーフォワードMEの「一括版」の定義
ここで私が言っている
■マネーフォワードMEのWEBサイトでログイン後、「資産」タブを選んで「グループ」を指定すると、指定されたグループの「預金・現金・暗号資産」「株式(現物)」「投資信託」の3つで区分されたデータが一覧表で表示される。
■そのデータは、「証券会社」や「名義人」を個別に区分せずにグループ全体を一つとして表示しており、「現金」「預金・現金・暗号資産」「株式(現物)」「投資信託」の3種類のコピペをすれば全データ取得作業が可能tとなる。
■以上の理由~、当ブログでは上記の使い方をする場合を「マネーフォワードMEの一括版」と呼んでいる。(※あくまで私が付けた任意の呼称である)
マネーフォワードMEの「一括版」の使い方
マネーフォワードMEの一括版の使い方については、
【図解エクセル】【最速1分・コピペ3回】【暴落】【マネーフォワードME・一括版】明日の暴落を想定したポートフォリオ見える化テンプレートの使い方(リスク資産とアセットアロケーション)
を参照してください。
マネーフォワードMEの「一括版」の時短効果
まずは、マネーフォワードMEの「一括版」を使った時短効果とその理由を説明します。
- 当ブログのテンプレートのデータ取得は全てコピペによりるもので、作業時間は「コピペの回数」に比例して増える。
- マネーフォワードME「一括版」以外は、コピペを「個別」に行うため、管理する「証券口座数、銀行口座数、名義人数、使う頻度」が増えれば増えるほど、コピペ回数が増え作業時間が増大する。
- それに対し、マネーフォワードME「一括版」のコピペ回数は「3回のみ」で、管理する「証券口座数、銀行口座数、名義人数、使う頻度」が増えてもその「3回のみ」とコピペの回数は変わらない。よって、その作業時間はほぼ一定で変わらない。
- このことは、管理する「証券口座数、銀行口座数、名義人数、使う頻度」が多ければ多いほど、マネーフォワードME「一括版」を使う時短効果が大きくなり、そのコスパも大きくなる。
マネーフォワードMEの「一括版」の弱点と注意点
次に、私がマネーフォワードMEを使って弱点と思われる点は、
- マネーフォワードMEで取得する証券会社の個々の保有商品データに口座種別(NISA、特定、一般など)の表示がない。
- 「証券口座、銀行口座」を保有する当該金融機関とマネーフォワードMEとが連携が取れていることが条件である。(もし、保有する証券会社がマネーフォワードMEと連携されてなければ、当然、一括版のコピペの対象外となる。)
- 金融機関との連携可能数は多くなると有料になる。
- 海外株の評価額は、証券会社の円換算表示の評価額と必ず一致するわけではない。(ただし、誤差は微々たるもの。日本株は当然一致する)
- 海外株の評価損益(円建て)と評価損益率(%)は為替の違いがあるので参考程度に考えておくこと。
更に、当ブログ標準の配信テンプレートと比べた場合、
- マネーフォワードMEの一括版は、若干、他のバージョンと様式に違う点がある。
以上がマネーフォワードMEを使う際の弱点や、当ブログのテンプレートと比べた違いです。(※様式の違いについては、別記事で紹介します)
他のポートフォリオ作成用・テンプレートでの「コピペ」に要する時間との比較
次に、「マネーフォワードMEを使わない場合」と「マネーフォワードMEを使った場合」で、それぞれのケースでテンプレートへの「コピー&ペースト」(コピペ)の所要時間を比較します。
これは私が家族全員の資産を週イチで1年以上記録し続けた経験に基づいたものです。
マネーフォワードMEを使わない場合
マネーフォワードMEを使わずに、直接証券会社のWEBサイトからテンプレートへの「コピー&ペースト」(コピペ)する所要時間で、証券会社WEBサイトにログインしテンプレートへのコピペが終了するまでの時間としています。
その他の銀行口座の残高入力などに要した時間は含めていません。以下、基本的なケース毎に所要時間を概数で計上します。
証券1社(各社ごと)~1人名義
【図解エクセル】株式資産の見える化テンプレの使い方(楽天証券用)1人
~【コピペ所要時間:約2分】~①
【図解エクセル】株式資産の見える化テンプレの使い方(SBI証券用)1人
~【コピペ所要時間:約5分】~②
【図解エクセル】株式資産の見える化テンプレの使い方(SBIネオモバイル証券用)1人
~【コピペ所要時間:約3分】~③
証券3社(合体)~1人名義 ”上記3証券(各社ごと)の合計
【図解エクセル】株投資・資産運用・資産管理の見える化テンプレの使い方(複数証券会社・複数証券口座用~楽天+SBI+ネオモバイル)
~【コピペ所要時間:約10分~15分】~(①+②+③)
証券3社(合体)~3人名義 ”上記「証券3社(合体)~1人名義」の3倍
~【コピペ所要時間:約30分~45分】~(①+②+③)×3人分
マネーフォワードME「個別版」を使った場合
マネーフォワードME版(個別版・一括版ともに)を使った場合、証券会社との連携により、証券会社のWEBサイトにログインせずに、マネーフォワードMEのWEBサイトに全ての証券会社のデータが表示される。
よって、マネーフォワードMEのWEBサイトにログインしテンプレートへのコピペが終了するまでの時間を所要時間として計上しています。
”マネーフォワードME「個別版」”を使った証券会社3社”合体”(+銀行)の見える化(基本)
【図解エクセル】【マネーフォワードME・個別版】エクセルで資産管理ポートフォリオの見える化!(楽天証券+SBI証券+SBIネオモバイル証券)テンプレートの使い方
~【コピペ所要時間:約10分】~
マネーフォワードME「一括版」を使った場合
”マネーフォワードME「一括版」”を使った証券会社3社”合体”(+銀行)の見える化(基本)
【図解エクセル】【最速1分・コピペ3回】【暴落】【マネーフォワードME・一括版】明日の暴落を想定したポートフォリオ見える化テンプレートの使い方(リスク資産とアセットアロケーション)
~【コピペ所要時間:最速1分】~
マネーフォワードMEの便利な使い方:各テンプレートでのポートフォリオの作成での所要時間のまとめ
マネーフォワードMEを使わない場合~口座・名義人数に比例
【解】マネーフォワードMEを使わない場合の所要時間は、口座数・名義人数に正比例して増える。
証券1社(各社ごと)~1人名義
楽天証券・1人~【コピペ所要時間:約2分】+銀行残高入力
SBI証券・1人~【コピペ所要時間:約5分】+銀行残高入力
SBIネオモバイル証券・1人~【コピペ所要時間:約3分】+銀行残高入力
証券3社(合体)~1人名義 ”上記3証券(各社ごと)の合計
楽天+SBI+ネオモバイル・1人~【コピペ所要時間:約10分~15分】+銀行残高入力
証券3社(合体)~3人名義 ”上記「証券3社(合体)~1人名義」の3倍
楽天+SBI+ネオモバイル・3人~【コピペ所要時間:約30分~45分】+銀行残高入力
マネーフォワードME「個別版」を使った場合(時短:正比例)
【解】マネーフォワードME「個別板」を使った場合の所要時間も、口座数・名義人数に正比例して増える。ただし、マネーフォワードMEのサイトだけで完了するので、金融機関のサイト毎でさらに名義人毎にログインする時間が必要ないので大幅に短縮できる。
楽天+SBI+ネオモバイル(個別版)・3人~【コピペ所要時間:約10分】
※証券会社の数、名義人の数に比例して、所要時間は増えていく
マネーフォワードME「一括版」を使った場合(時短:一定)
【解】マネーフォワードME「一括板」を使った場合の所要時間は、ほぼ固定した一定時間である。
楽天+SBI+ネオモバイル(一括版)・3人~【コピペ所要時間:最速1分】
※証券会社の数、名義人の数に比例せず、所要時間はほぼ一定である
【私の感想】ポートフォリオ作成用・テンプレートでマネーフォワードMEを使って
私は、証券3社、銀行3社、3名義人、約100銘柄でポートフォリオを作成して資産管理を行っており、
- 朝夕の2回、「保有資産の残高と現金残高」の確認と記録化用
- 毎週末のテンプレートによる見える化作業の「検算」用
- 大きな変化が見られたときの「急速時」の集計や見える化作業用
- 常時の暴落リスクや為替リスクの割合や下落幅の確認用
として、マネーフォワードMEの有料版を有効活用しています。
マネーフォワードMEの有料版は月額500円(年間6千円)の経費が必要ですが、マネーフォワードMEの有料版の契約に迷っている方で、
- シニア投資初心者の方でExcelやパソコンの取扱が不得意だという方
- 親子2世代運用などで管理する「証券口座数、銀行口座数、名義人数、使う頻度」が多い方
- 集計作業や見える化作業をして暴落リスクや為替リスクに備えたいという方
- 作業時間の過多から判断して時間的に無理があると思われる方
など、一つでも当てはまる方は「マネーフォワードMEの有料版の検討の余地あり」と思います。(^0^)
【結論】比較したテンプレートの最速はマネーフォワードME「一括版」
上の結果からも、最速(コピペに要する時間が少なかったver)は
マネーフォワードME「一括版」を使った場合で、【コピペ所要時間:最速1分】
となり、証券会社の数、名義人の数に比例せず、所要時間はほぼ一定である。
上記はコピペの所要時間だけで比較しましたが、実際には、マネーフォワードMEを使わない場合は、銀行WEBサイトへのログインとその残高の入力にも時間を要します。さらには、証券会社のWEBサイトへのログインにも時間を要します。
しかも、それらは、証券会社や銀行の名義人の口座数だけ時間が倍々に増えることになります。それに対して、マネーフォワードMEの一括版は、それら口座数や名義人数が増えても比例して増えることはなく、ほぼ所要時間「1分」でコピペ作業が終了します。
そして、最終目的のポートフォリオの作成と見える化はシステム化されていることから、コピペの終了と同時に必要とする結果を見ることが可能です。
- 当ブログのテンプレートのデータ取得は全てコピペによりるもので、作業時間は「コピペの回数」に比例して増える。
- マネーフォワードME「一括版」以外は、コピペを「個別」に行うため、管理する「証券口座数、銀行口座数、名義人数、使う頻度」が増えれば増えるほど、作業時間が倍々に増大する。
- それに対し、マネーフォワードME「一括版」のコピペ回数は「3回のみ」で、管理する「証券口座数、銀行口座数、名義人数、使う頻度」が増えてもその「3回という回数」は変わらない。よって、その作業時間は変わらない。
- このことは、管理する「証券口座数、銀行口座数、名義人数、使う頻度」が多ければ多いほど、マネーフォワードME「一括版」を使う時短効果が大きくなり、そのコスパも大きくなる。
次に、マネーフォワードMEを1年以上使って弱点と思われる点は、
- マネーフォワードMEで取得する証券会社の個々の保有商品データに口座種別(NISA、特定、一般など)の表示がない。
- 「証券口座、銀行口座」を保有する当該金融機関とマネーフォワードMEとが連携が取れていることが条件である。(もし、保有する証券会社がマネーフォワードMEと連携されてなければ、当然、一括版のコピペの対象外となる。)
- 金融機関との連携可能数は多くなると有料になる。
- 海外株の評価額は、証券会社の円換算表示の評価額と必ず一致するわけではない。(ただし、誤差は微々たるもの。日本株は当然一致する)
- 海外株の評価損益(円建て)と評価損益率(%)は為替の違いがあるので参考程度に考えておくこと。
更に、当ブログ標準の配信テンプレートと比べた場合、
- マネーフォワードMEの一括版は、若干、他のバージョンと様式に違う点がある。
これらを踏まえてマネーフォワードMEの無料版や有料版の利用を検討してください。
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マネーフォワードME最速版のバージョンアップ:2023/01/21
株管理ポートフォリオ作成の基本記事は(他社分あり)
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