今回の記事は、こんな人におすすめです。
- 株初心者の人
- 株アプリが使いにくいと思う人、株アプリを補完しエクセルやGoogleスプレッドシートを併用して使いたいと思う人
- 株アプリの無料版を探している人
- 資産運用しているシニアの方で記憶力や判断力に陰りが見えてきた人
- 資産運用しているシニアの方で資産寿命を延ばすため株式投資の親子2世代運用を考えている人
- 資産運用しているシニアの親を持つ方で株式投資の親子2世代運用を考えている人
- 家族名義や複数証券を簡単にまとめて資産の管理ができないか、と悩んでいる人(SBI証券や楽天証券のNISA対応)
- 資産の同時リスク(暴落×円高)に備えて下落幅を確認し調整して対策を講じておきたい人
- 自分なりのオリジナルな仕訳で、家族全体や世代別のポートフォリオを作成し資金管理を行いたい人
目次
老後資金は親子2世代運用がおすすめの理由
ワシらシニア世代は、一世代前の先輩とは違い年金も減っておるから、株式投資でお金にも働いてもらわないと老後破綻してしまいそうじゃし、かと言って、いつまでも投資の判断が出来るとも思われンのじゃが、どうしたもんかな?
私もそこが一番心配です。だから、私も人生初の株式投資を始め、子ども達にもidecoやつみたてNISAやジュニアNISAなどを始めさせました。少し個別株を持っているものの、私をはじめ家族全員が金融リテラシーがないので、投資の主体は投資信託でいわゆる長期分散投資を行っています。
おまえさんも、長期投資かい?70歳で?
平均寿命は延びていると言えども私も既に70歳です。健康寿命は男が「72歳」、家系は長生き家系である。でも認知症になったら投資もできない。大きな実害はないが、最近、投資で失敗も続いている。
そうじゃな、失敗続いているな
そんなことを考えたら、親子2世代運用の必要性を感じてたんですよ。そんなとき、山崎元さんの「2世代運用」の勧めというYoutubeを見て「やっぱり!そうだよね」と確信したんですよ。
※【資産運用】「二世代運用」の勧め(山崎 元)はコチラ(Youtube)
しかし、そうなると複数の名義でなど、資産の管理がややこしくなるな?
そこなんですよ。私がそもそも、複数名義や複数証券を簡単にまとめて数字の管理ができないか?と考えたのが公開しているテンプレートを作った理由だったんですよ。
そういうことじゃったんだな。複数の名義や複数の証券会社をうたい文句で、シニアの方へ、と言っていつも記事を書いてたのは。
- 高齢になると記憶力や判断力の低下があり、思いも寄らないミスや失敗を起こす可能性が大きいため
- 次世代(子どもや孫)に親の資産運用状況を把握してもらい運用を継続することで資産寿命を延ばすため
- 資産運用はイチ世代で終わらせるのはモッタイナイことで、継続することでこそ長期運用の複利効果が最大限に発揮されるため
- ほったらかし投資の子ども達に金融リテラシーを身につけてもらうため
老後資金・親子2世代運用のためのポートフォリオ作成用テンプレートのダウンロード(スプレッドシート版有り)
Excelバージョン
配信するテンプレートでは、購入銘柄や数字は、アレンジさせていただいております。
Excelファイルの各シートの名称
- 【B】コード表(自作)
- 【C】データベース(自作)
- 【D-1】見える化(ポートフォリオ) ※集計、グラフ
- 【D-2】見える化(暴落リスク×為替リスク)※集計、グラフ
※【D-2】は、
- 現在のMy資産の下落リスク(暴落)と為替リスク(円高)の保有割合がわかり、
- それらが同時に発生した場合のダブルリスクでの下落幅(率)を想定することができる
テンプレートです。
詳しくは【図解エクセル】株式投資で同時リスク(暴落×円高)発生時のMy資産(ポートフォリオ)の下落幅が分かるテンプレートの使い方(SBI証券+楽天証券・親子2世代運用版)を参照してください。
【超便利】【C】データベースに変更があれば、【D-1】【D-2】の中のピボットテーブルひとつにカーソルを置いて、ツールバーから「ピボットテーブル分析>更新>すべて更新」をクリックすれば【D-1】【D-2】のピボットテーブルが全て最新データに更新されます。
Googleスプレッドシート・バージョン
【配信用 Googleスプレッドシート・データ(テンプレート)】は下のボタンをクリック
- 【B】コード表(自作) ※銘柄テーブル
- 【C】データベース(自作) ※各証券会社のデータを共通化するためのデータベース
- 【D-1】見える化(ポートフォリオ) ※集計、グラフ
- 【D-2】見える化(暴落リスク×為替リスク)※集計、グラフ
共有状態で開かれたGoogleスプレッドシートを保存する方法は以下の通りです。
自分のGoogleアカウントでログインしている状態で
1 上記の黒色ボタンをクリックして、テンプレートを表示する
2「ファイル」→「コピーを作成」をクリックする
3「マイドライブ内にコピーされる」のでファイル名を変更して使う
老後資金・親子2世代運用のテンプレートで作成したポートフォリオで毎週末に確認する事項
今回は、私が2世代運用のために週末にまず最初に確認しているポートフォリオの内容
- 家族全体→第1世代→第2世代→第3世代の順に各世代の時価評価金額や割合を確認する。金額より各アセットの保有割合を重視している。
- 現在の保有資産のリスク割合(暴落×円高)の確認とリスク発生を想定した下落幅を確認する。
について説明します。
家族別(世代別)の各アセットの時価評価金額や割合の確認
私は金額より各アセットの保有割合を重視しています。
ピボットテーブルで作成したポートフォリオ(親子全体及び各世代別集計)
(シート全体画像)
上の図が私が週末最初に確認している親子全員及び各世代別集計(ピボットテーブルによる)の画面です。これを1つのシートに表示させてそれぞれ確認しています。
次項以下のとおり、このシートは、5つのピボットテーブルの集計内容からなっています。私がこのピボットテーブルを使っての集計が便利だと思う点は次の5点です。
- 家族全体のデータがA4サイズ1枚の大きさになり印刷も1枚で済む。
- ピボットテーブルのデータ更新ボタンを1回押せばすべて最新データが表示される。「ピボットテーブル分析>更新>すべて更新」
- 全体像から個人名義まで組合せは自由に変更できる。(フィルター機能活用)
- 表示する数値も自由に自分で選択できる。(フィルター機能活用)
- 親子全体のトータル的なポートフォリオと、世代別のポートフォリオが別々にかつ同時に作成できる。
次項以下がそれぞれのピボットテーブルでの集計画面です。これらは例示しているだけであり、みなさんの家族の状況はいろいろなケースがあると思います。それに合わせた自由な組合せや自由な選択をしてください。
ピボットテーブルのフィルター機能を使うといろいろなケースに置き換えられます。試して見ることをオススメします。
※以下、すべて数字はアレンジしています。
親子全員(夫・妻・子・孫)~「名義別」の金額・割合
私自身が確認するときは、金額と割合が分かればいいのですが、プレゼンテーションをして説明するときは、グラフを作成してください。
この金額と割合を示す場合は、円グラフが最適だと思います。これはピボットグラフであれば、簡単に作成できます。
親子全員(夫・妻・子・孫)~「資産別」の金額・割合
この金額と割合をプレゼンテーションする場合は、二重円グラフの方が最適だと思います。これは先ほどの円グラフと違いピボットグラフでは直ぐにできません。二重円グラフを作成する場合は、補助表を作成しその表から作成するようにすれば簡単です。
※二重円グラフ作成の参照先は、【図解エクセル】株式投資信託・資産運用・資産管理ポートフォリオの見える化の基本テンプレートの使い方(楽天証券用)など基本テンプレート作成の記事を参照してください。(SBI証券用はコチラ)(公開記事一覧はコチラ)
第1世代(夫・妻)のみ~「資産別」の金額・割合
第2世代(子ども)のみ~「資産別」の金額・割合
第3世代(孫)のみ~「資産別」の金額・割合
今回は、簡単な説明をしましたが、詳細を確認する場合は、ピボットテーブルで深掘りして確認しています。
現在の保有資産のリスク割合(暴落×円高)の確認とリスク発生を想定した下落幅の確認
テンプレートの詳しい操作方法は【図解エクセル】株式投資で同時リスク(暴落×円高)発生時のMy資産(ポートフォリオ)の下落幅が分かるテンプレートの使い方(SBI証券+楽天証券・親子2世代運用版)を参照してください。
今回配信(ダウンロード)したファイル(エクセル版)の一部変更点
今回配信したファイルの中の
シート名:【D-2】見える化(暴落リスク×為替リスク)※集計、グラフ
の中に「赤い矢印で”名義変更”」と2カ所に記入していますが、ココ(フィルター機能)で世代別の名義を選択すれば、その世代の資産の下落幅が算出できるようにしています。
暴落(株下落)リスクと為替(円高)リスクの名義を選択するフィルターの二つに同じ名義を選択することが大原則ですので、忘れないように気を付けてください。
暴落(株下落)リスクと為替(円高)リスクの名義を選択するフィルターの二つに同じ名義を選択することが大原則ですので、忘れないように気を付けてください。
今回配信(ダウンロード)したファイル(Googleスプレッドシート版)の変更点
Googleスプレッドシート版の場合もエクセル版と同じです。ただし、ピボットテーブルのフィルタの場所(位置)が違います。
ピボットテーブルのフィルタの場所(位置)は、
- エクセルの場合は、ピボットテーブルの真上
- スプレッドシートの場合は、ピボットテーブルエディタの中
エクセルのピボットテーブルしか扱ってこなかったワシは、スプレッドシートのピボットテーブルを開いたら、「フィルタがない?」とびっくりしたよ!
【暴落リスク】のピボットテーブルの場合
- 「暴落リスク」のピボットテーブルの中で1クリックする
- 「編集」をクリックしてピボットテーブルエディタを開く
- ピボットテーブルエディタ
- フィルタ「名義」
- 「名義」から「▼」をクリックする
- 名義(世代)を選択する
- 「OK」をクリックする
【為替リスク】のピボットテーブルの場合も同様におこなってください。
こちらもエクセル版とおなじく、暴落(株下落)リスクと為替(円高)リスクの名義(世代)を選択するフィルターで同じ名義(世代)を選択することが大原則です。
株管理ポートフォリオの変遷をピボットテーブルの推移グラフで確認
現時点の資金管理を確認をするときは、「数字での金額や割合」のほうわかりやすいのですが、遡って推移(変遷)を見るときは、「数字の羅列」じゃ分かりにくいので「グラフ化」してアセット等の推移確認をしています。
詳しい使い方は、【Excel】株管理ポートフォリオの推移グラフはピボットテーブルがオススメ【事例:親子2世代運用NISA対応版で出口戦略】をご覧ください。
注意事項
マクロは使っておらず、カスタマイズは可能です。
ダウンロードは自由ですが、ご利用は自己責任でお願いします。
※ダウンロードの際は、プライバシーポリシー/免責事項/著作権/リンク等を参照下さい。
当ファイルを利用することにより生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
質問や要望などありましたら、お問い合わせフォームにご連絡ください。できるだけのことはさせていただきます。
まとめ
今回の記事のオススメの人は
- 株初心者の人
- 株アプリが使いにくいと思う人、株アプリを補完しエクセルやGoogleスプレッドシートを併用して使いたいと思う人
- 資産運用しているシニアの方で記憶力や判断力に陰りが見えてきた人
- 資産運用しているシニアの方で資産寿命を延ばすため株式投資の親子2世代運用を考えている人
- 資産運用しているシニアの親を持つ方で株式投資の親子2世代運用を考えている人
- 家族名義や複数証券を簡単にまとめて資産の管理ができないか、と悩んでいる人(SBI証券や楽天証券のNISA対応)
- 資産の同時リスク(暴落×円高)に備えて下落幅を確認し調整して対策を講じておきたい人
- 自分なりのオリジナルな仕訳で、家族全体や世代別のポートフォリオを作成し資金管理を行いたい人
「老後資金は親子2世代運用がおすすめ」と思った理由は、
- 高齢になると記憶力や判断力の低下があり、思いも寄らないミスや失敗を起こす可能性が大きいため
- 次世代(子どもや孫)に親の資産運用状況を把握してもらい運用を継続することで資産寿命を延ばすため
- 資産運用はイチ世代で終わらせるのはモッタイナイことで、継続することでこそ長期運用の複利効果が最大限に発揮されるため
- ほったらかし投資の子ども達に金融リテラシーを身につけてもらうため
親子2世代運用にも役立つピボットテーブルの便利な5点は、
- 家族全体のデータがA4サイズ1枚の大きさになり印刷も1枚で済む。
- ピボットテーブルのデータ更新ボタンを1回押せばすべて最新データが表示される。「ピボットテーブル分析>更新>すべて更新」
- 全体像から個人名義まで組合せは自由に変更できる。(フィルター機能活用)
- 表示する数値も自由に自分で選択できる。(フィルター機能活用)
- 親子全体のポートフォリオと、世代別のポートフォリオが別々にかつ同時に作成できる。
- 資産の同時リスク(暴落×円高)に備えて下落幅を確認し調整して対策を講じるツールになる。
などです。
私はこれらを毎週末の定時の資産管理や、大きな変化があった場合の臨時の確認作業に利用しており、資産寿命を延ばすための資産管理に大変役に立っています。
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親子2世代運用のポートフォリオ作成テンプレート使い方の記事一覧
株管理ポートフォリオ作成の基本記事
Excel・スプレッドシート・ピボットテーブルでの注意点
時短化を図りたい人(最速1分~3分)
私は、急ぐときはこのマネーフォワードMEの有料版のテンプレートを使っています。家族全体のデータでも、3回のコピペで済みますので、ものの数分で今回の記事で示したピボットテーブル集計ができます。【D-2】暴落リスクと為替リスクの方も同時にできます。とても便利ですよ。
これまでに公開したテンプレートに関する記事一覧はコチラです。
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