今度は「株価暴落を想定したリバランス用ポートフォリオの作り方」のテンプレートの使い方じゃな。「SBI証券」+「楽天証券」版の。
今回の記事は、こんな人におすすめです。
- 株価暴落時、狼狽せず落ち着いて資金管理できるように、事前に暴落や大幅下落を想定しリバランス用ポートフォリオでシミュレーションしたい人
- My資産を「暴落リスク・有」資産と「暴落リスク・なし」資産にわけ、その評価額とその割合を把握しておきたい人
- SBI証券、楽天証券の証券口座と銀行口座を一体化して、エクセル・ピボットテーブルで資金管理を行いたい人(銀行口座を含む)
- NISAの資金管理をおこないたい人
- 証券会社WEBサイトのMy資産ではなく、自分なりのオリジナルな仕訳をして見える化、可視化、ビジュアル化したい人
- 確認用、検算用として日々の資金管理のサブで別角度から集計をしたい人
目次
【エクセル】株価暴落を想定したリバランス用株管理ポートフォリオ(円グラフ)作成用テンプレートのダウンロード(SBI証券・楽天証券・1人用)
まだダウンロードしてない方は、下のダウンロードボタンを押して下さい。
このテンプレートには、下のとおり、【図解】から【D】までを1個のExcelファイルにシート毎に分けて保存しています。
- 【図解】見える化・具体的手順(暴落想定・リバランス)
- 【B】コード表(自作) ※デモテーブル、銘柄テーブル
- 【C】データベース・1人分(自作) ※各証券会社のデータを共通化用データベース
- 【D】見える化-暴落・リバランス
やっと、暴落編が来たな。
そうです。じゃなさんに、早く説明したかったんですが、遅くなって申し訳ありません。
分かった。遅くなったことはもういい。それより、暴落を想定したアプリなど聞いたことがないんじゃが?
私も知りません。あるかもしれませんが。
ただ、所詮、暴落の想定は想定でしかなくゲナゲナの数字しか出ないじゃないですか。だから、その辺は、自己責任で自分でやって下さい、ということだと思いますよ。
ただ、私にとっては、これが一番必要だ、と思って作ったんですよ。
もうワシ達の歳になると、暴落で失敗したら取り返しがつかんからな。
そうなんです。私達の年齢で暴落で失敗したら人生終わりますから。
私のこれまでの人生経験から、必死で逃げてるものを後ろから追いかけても捕まえるのは難しい、たとえ捕まえたとしても時間とエネルギーが掛かりすぎる、ことを学んできましたので。
暴落もそれと同じで、素人投資家が、暴落が起きてから挽回しようとしても後手後手になり挽回は難しい。
特に高齢者にはそんな時間もエネルギーもないですし。
そうならないためには、暴落の前に先回りして暴落を待つくらいの余裕が必要だ、と思ったんですよ。だから、もし明日、暴落があったらどうなるのか、とシミュレーションしながら暴落を待っています。
当然、暴落も「見える化」じゃな
当然!
ところで、おまえさん、元猟師だったんかい?
注意事項
マクロは使っておらず、カスタマイズは可能です。
ダウンロードは自由ですが、ご利用は自己責任でお願いします。
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当ファイルを利用することにより生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
質問や要望などありましたら、お問い合わせフォームにご連絡ください。できるだけのことはさせていただきます。
【図解エクセル】株価暴落を想定したリバランス用株管理ポートフォリオ(円グラフ)の使い方(SBI証券・楽天証券・1人用)<調整及びリバランス (シミュレーション)>
暴落のシミュレーションは、上の画像のとおり、4つのポートフォリオからなっており、全て連動しています。
基本となる「現在」(現在の保有資産)の数字(金額)は、【C】データベースをエクセルのピボットテーブルを利用して集計したものです。
今回の説明では、数字をアレンジしていますので、使うときは自分の数字(金額)を入れて行ってください。
1【現在】My資産ポートフォリオ(現実)
②(現実の保有資産)
2【調整用】My資産ポートフォリオ(仮想)
②+⑤(仮想・調整額)=⑥(仮想・保有資産)
3【暴落・下落・想定用】My資産ポートフォリオ(仮想)
⑥×(100ー○%)=⑨(仮想・暴落後での仮想・保有資産)
4【暴落後・リバランス用】My資産ポートフォリオ(仮想)
⑨+⑬(仮想・リバランス額)=⑭(リバランス後の仮想・保有資産)
配信したテンプレートの中の「【D】見える化-暴落・リバランス」のシートの中に上記4つのポートフォリオが入ってます。
4つのポートフォリオが全て連動していることは、数式を見てもらえばわかると思います。
つまり、別シートの【C】データベースのデータが変われば、4つのポートフォリオも全て連動して変わります。
確かに、1の現在のMy資産ポートフォリオだけが「現実」の数字で、2から4のポートフォリオの数字は全部「仮想」なんじゃな。
そうです!
【独り言】そもそも、1の現実と言ってる数字でも、ワシから見れば評価損益とかあって仮想のような気もするんじゃが。さらに言えば、暗号資産も、そもそも仮想通貨とか言ってたし、何が現実で何が仮想か分からん分からん(ブツブツ) まぁ、いいか。それは別の話か。
ダウンロードしたファイルの中に 「【図解】見える化・具体的手順(暴落想定・リバランス) 」というシートがありますので、それを見れば全体が俯瞰して見えます。拡大すれば、具体的に実行する手順もわかります。
それでは、各ポートフォリオ毎に1から4まで順に説明します。
1【現在】My資産ポートフォリオの作り方 【図解①~③】
まず、1の【現在】My資産ポートフォリオの説明をします。
1の【現在】のポートフォリオは、現実の保有資産です。
これは、いつもの見える化と同じじゃな。【C】のデータベースを集計した表とグラフじゃな。
この現実の数字を元に、もし明日に暴落があれば、という仮定でシミュレーションしています。まず1の【現在】ポートフォリオは、いつもの見える化なので簡単に説明します。
- 【図解・①~③】の説明
- ①は、【C】のデータベースを参照元にピボットテーブルで各アセット毎に集計したもの。
- ②は、①の各アセット毎の集計データを数式で参照して作成したもの
- ③は、②を参照元にした二重円グラフ
うん、間違いない。もう何回も見てきた。ただし、作成するときに注意する点もあったんじゃないかい?
この【現在】のポートフォリオ作成の注意点は、
【図解エクセル】株式資産の見える化テンプレの使い方(楽天証券用)
に記載してますが、下記の2点です。
うん、注意点はそうじゃった。 それから、一応、【C】データベースの件も知らない人がいるかも、だから説明しておいた方がいいんじゃね?
そうじゃな。
この記事の【C】データベースは、SBI証券と楽天証券の2社を合体したバージョンを使っています。
この2つの証券会社のそれぞれのポートフォリオの作り方(見える化)は、
【図解エクセル】株式資産の見える化テンプレの使い方(楽天証券用)
【図解エクセル】株式資産の見える化テンプレの使い方(SBI証券用)
で説明していますので、そちらをご覧下さい。
これら2社を合体したバージョンについては、
【図解エクセル】資産運用・資産管理の見える化テンプレの使い方(複数証券会社・複数証券口座用~楽天+SBI+ネオモバイル)
をご覧下さい。 この記事では楽天証券とSBI証券だけでなく、SBIネオモバイル証券を含めた3社のデータを合体(結合)してポートフォリオの作り方(見える化する方法)を説明しています。
2社であろうと3社であろうと、各証券会社のデータの貼付方が違うだけで、【C】データベースで各社データを共通化したうえ、一括して仕分け、集計、グラフ化しポートフォリオの見える化することができるようになっています。
↑軽くサラッと言ってるが、そこがこのブログの売りじゃよ。
2【調整用】My資産ポートフォリオの作り方 【図④~⑦】
次は、【調整用】My資産ポートフォリオの説明です。
1の【現在】のポートフォリオが、今現在の現実の保有資産あるのに対し、この2の【調整用】のポートフォリオは、明日の暴落に備え、今現在の現実の保有資産に、各アセット毎の金額をプラスしたりマイナスしたりして検討するためのもので、調整用(仮想)のポートフォリオです。
その調整用の金額を入力する箇所は、④の赤色四角枠の部分で、赤い四角枠内のみです。その他は、数式で自動で反映されますので、直に入力しないで下さい。
赤い四角枠以外には、絶対に入力しないで下さい。
了解!
- 【図解・④~⑦】の説明
- ④の赤色四角枠のうち、現金欄は、入金を(+)出金を(ー)で入力、各アセット欄は、銘柄と金額(買いを(+)、売りを(ー))を入力。
- ⑤は、④の現金及び各アセットの小計が数式で反映される。各アセットの小計欄の下の現金の増減欄は、小計欄の金額の逆数が反映される。(絶対値は同じ、+ーが逆)
- 要するに、買えば現金が減り、売れば現金が増える、ということ。
- ⑥は、二重円グラフ用の参照元の表で、【現在】ポートフォリオの②の表の金額に、【調整用】ポートフォリオの⑤の金額を加えた金額が反映されている。
- つまり、実際の保有高に仮想の調整金額を加えたもの、数式で言えば、②+⑤=⑥ (⑤は、④の入力結果なので、④に入力(調整)がなければ、②=⑥)
- ⑦の二重円グラフは、⑥の表を参照し反映されたもの。
私は、この【調整用】のポートフォリオで、暴落が来ることを想定したアセット配分をシミュレーションしています。
ふむふむ!ここで、次はいよいよ暴落じゃな
3【暴落・下落・想定用】My資産ポートフォリオの作り方 【図⑧~⑪】
次は、【暴落・下落・想定用】My資産ポートフォリオの説明です。
【暴落・下落・想定用】ポートフォリオは、【調整用】のポートフォリオの番号⑥の表の金額に対して、下落率「○%」の暴落があったと想定し、そのときの「各アセットの金額や割合」や「全体の騰落率や金額」を算定し見える化できる設定です。【図⑧~⑪】
暴落の「マイナス○○%」と入力する箇所は、⑧の赤色四角枠の部分です。入力する箇所は、赤い四角枠内のみです。その他は、数式で自動で反映されます。
じゃなさん、ここも、赤い四角枠以外には、絶対に入力しないで下さいね。
私は、普通、⑧の1番上の「株式」と2番目の「投信」に同じ数字、たとえば「-40」%などと暴落のパーセントを入れています。私の場合、「投信」も全世界株式など株式100%のものですから、同じ%にしています。
その下の「米国債など」「貴金属」「コモディティ」にも、赤枠(数式あり)を設定しています。私は、それらは「0%」のままにしていますが、必要ならば使って下さい。
了解!了解!了解!
- 【図解・⑧~⑪】の説明
- ⑧の赤色四角枠の各アセット欄に、騰落率の「ー○%」の数値部分を入力。(下落を(-)、高騰を(+))
- ⑨は、⑥の金額を元に⑧の騰落率により算出した金額。
- 数式で言えば、⑨=⑥×(100ー○%)
- ⑩の二重円グラフは、⑨の表を参照元として作成されたもの。
- ⑪は、全体の保有資産の「騰落した割合」と「騰落した金額」
私は、この【暴落・下落・想定用】ポートフォリオを使って暴落が来たときのことを想定してシミュレーションをしています。
4【暴落後・リバランス用】My資産ポートフォリオの作り方 【図⑫~⑮】
次は、【暴落後リバランス用】ポートフォリオの作り方の説明です。
・この【暴落後リバランス用】ポートフォリオは、暴落後のリバランスのため使えるようにしています。使い方は【調整用】のポートフォリオと全く同じなので説明を省略します。【図⑫~⑮】
・数式で言えば、⑨+⑬=⑭ となります。
これらシミュレーションにより出てきた数字は、所詮、ゲナゲナでアバウトな仮想の数字です。ただ、このように事前に最悪を想定することで、年金生活者の私が、いくらまでならリスク資産にお金を投入してもいいのかの判断材料として、そして突然の暴落も想定内として慌てず行動ができるようにと思ってシミュレーションを行っています。
<ポートフォリオの作り方>
ダウンロードしたファイルの中に 「【図解】見える化・具体的手順(暴落想定・リバランス) 」というシートがありますので、それを見れば全体が俯瞰して見えます。拡大すれば、具体的に実行する手順もわかります。
5 コード表の作成方法
6【要注意!】エクセル・スプレッドシート及びピボットテーブルの操作方法で注意する点
まとめ:【図解エクセル】株価暴落を想定した株管理ポートフォリオの作り方とテンプレートの使い方(リバランスのやり方)<無料>(SBI証券・楽天証券・1人用・NISA対応)
今回は「SBI証券」+「楽天証券」版の「暴落リスク対策」のテンプレートの使い方(ポートフォリオの作り方)でした。
- 株価暴落時、狼狽せず落ち着いて資金管理できるように、事前に暴落や大幅下落を想定しリバランス用ポートフォリオでシミュレーションしたい人
- My資産を「暴落リスク・有」資産と「暴落リスク・なし」資産にわけ、その評価額とその割合を把握しておきたい人
- SBI証券、楽天証券の証券口座と銀行口座を一体化して、エクセル・ピボットテーブルで資金管理を行いたい人(銀行口座を含む)
- NISAの資金管理をおこないたい人
- 証券会社WEBサイトのMy資産ではなく、自分なりのオリジナルな仕訳をして見える化、可視化、ビジュアル化したい人
- 確認用、検算用として日々の資金管理のサブで別角度から集計をしたい人
今回の記事は、1人用ですが、親子複数名義になっても同じ方法で出来ます。私はシニアで投資初心者で他の記事にあるように色々と投資の失敗を重ねています。そのうち大きな失敗をするかもしれません。そうならないように親子2世代運用をレールに乗せたいと思ってます。そもそもがそのために考えて使っているテンプレートです。シニアの方の資産寿命を延ばすことに役立てばと思い公開し配信してます。
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